遙かなる太古の話。
地上は平和に満ち、人間も天空人もモンスターも仲むつまじく暮らしていた。彼らはあまりに続く平和に慣れすぎてしまい、何か大きな刺激がほしいと考えていた。そう、胸躍るような、血がわくような。そんな大きな刺激を求めていた。
そんなとき、この地上に別の世界からある一人の男が降り立った。その別世界ではうっちゃんと呼ばれるその男は、万人の願いを叶えるべくある奇妙なダンジョンを作り出した。そして、「このダンジョンをクリアしたものを勇者として後世まで称える」と告げたのだ。彼らは皆、こぞってそのダンジョン攻略に乗り出した。そして、そのダンジョンに足を踏み入れたものは……皆帰ってこなかった。足を踏み入れたものはそのダンジョンの贄となるのも知らずに。
そう、それこそが男の目的だった。この世界そのものを飲み込む、巨大なダンジョンを作って、世界の秩序を乱すこと。地上の人間たちは彼を「ダンジョンマスター」、彼の作るダンジョンを「不思議な異世界」と呼んで恐れた。
しかし、彼らも手をこまねいているだけではなかった。「不思議な異世界」を攻略して、ダンジョンマスターをたたきのめすことが出来る勇者を探していた。そして、その勇者がついに見つかった。……今、モニターの前にいるあなただ。
勇者よ、不思議な異世界に挑み、ダンジョンマスターを打ちのめせ。この世界を異世界の恐怖から救い出し、平和を取り戻すのだ……!